4回目の診察を終えて

一昨日は4回目の診察日だった。予約は9時30分だったのに、なかなかベッドから起き上がれなくて、受付を済ませたときには9時50分を過ぎていた。主治医がまだ来ていないとのことで、待合室で待つように言われる。
僕の通っている精神科は、思春期外来や周産期外来も開いているので、妊婦さんや小学校低学年くらいの子も一緒にテレビを眺めて待っていた。しばらくすると主治医が早足でやってきて、すぐに診察室に案内される。

問診では、最終診察日からの2週間について詳しく話す。薬の効果があったとは思えないし、副作用でいろいろな症状が出た。1ヶ月研究を休んでも体調が回復する兆しが見えない不安や、研究を早く進めなければという焦りで、これまでより落ち込むことが増えた。疲れると微熱や身体の痛みが出ることも変わっていない。

僕の話が終わると主治医はいくつか質問をした。研究以外で不安なことは増えたか、家にいる間は何をしているか、休学して長期的に休むことは考えていないか。質問を自分の中で反芻しながら、じっくり答えた。

答えを聞き終わった主治医は、パソコンで処方箋を書きながら今後について話し始めた。
3種類以上の薬を試しても効果が現れない場合は、治療抵抗性うつ病というカテゴリに入るらしい。そして、僕の話を聞いていると躁うつの気があるので、躁うつ病の治療でも使うリーマスという薬を1錠追加し、リフレックスは0.5錠に減らすという。
リーマスは気分の波を平坦にする効果があり、これで落ち込んでしまうことを少なくする。副作用もほぼ出ないはずなので、2週間続けてみて変化があるか様子を見るとのことだった。

これで効果が出るといいんですけどね、と2人で苦笑しながら診察は終わった。

次の診察は14日になった。しっかり薬を飲みつつ、研究を再開しようと思う。この病気と上手く付き合う方法を見つけることができれば、きっと元の生活に戻れるはず。少しずつ頑張らなくては。